昨日の続き
NASとはなんぞや。
ネットワークアタッチトストレージ (Network Attached Storage) とは、コンピュータネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ。
ネットワークHDDと言えばイメージしやすいですね。
NASの魅力といえば、自宅のみならず外出先からでもデータを覗けるという点。
前述のクラウドサービスでもそれらは可能ですが、より自分の使いやすいようにするならNASの方がしっくりくる。
一昔前はNASというと自宅サーバーを立ち上げて…と大変面倒な印象がありましたが、最近は各社からNAS対応HDDが数多くリリースされてます。
使い方も簡単で、LANケーブル(もしくは無線LAN)で接続してやるだけ。
ゼロからNASを構築するなら、これらの対応HDDを購入するのもアリかもしれません。
PCだけじゃなく、スマホ用としても活用できるものが多くなりました。
でも、僕がNASを構築しようと思った頃は手軽に買えるNAS対応HDDなんて売ってなかったんです。
(今思えば売ってたんだろうけど、敷居が高かった)
自宅サーバーを立ち上げる知識もない僕が最初に手を出したのが
Pogoplug(ポゴプラグ)
これは、HDDを繋げば簡単にNAS化できるという(当時は)驚きの製品。
値段も数千円とお手軽だったので、軽い気持ちで導入してみました。
設置は電源とネットワーク、あとは手持ちのHDDを繋ぐだけ。
数クリックでアクティベートも終わり、こちらが不安になってしまうほどの簡単仕様。
難点といえば、Pogoplugがファイルを延々とインデックス化作業を行うため動作が重い。
インデックス化の後も、なんだか重い、重い。
動作の重さに我慢できず、次に手を出したのが
I/O データHDL-GS
老舗メーカーのNASモデル。
これはまぁそこそこ使えてた気がするんだけど、外部からアクセスする際のインターフェイスが使いづらく、結局自宅内でしか使用しなかった。
さらに、設定画面で手順を間違えてしまいHDDを壊してしまうという大チョンボw
んで次が
Buffalo LinkStation LS-WSXL
こちらも老舗メーカーのNASモデル。
コンパクトで静音という点に惹かれて購入。
しかしこれが面倒臭い。最初の設定がまず面倒臭い。
何度もエラーを繰り返しながら、何とか設定完了。
しかしこれがまた重い。重いだけならまだしも接続不可になる事もしばしば。
また、外部からデータを覗こうにもBuffaloNASなるサービスがどうも使いづらい。
ああ、自分にNASは向いてないんだな、と。
ちょうどその頃はクラウドサービスが出始めた頃で、そっちに浮気することが多くなりました。
容量の問題があるので、用途別にサービスを使い分ける形で
写真データはflickr
音楽データはYahoo!ブリーフケース(後のYahoo!ボックス)
仕事のデータはGoogleドライブ/OneDrive/Dropboxに分けて
なんて感じで使ってたんですが、なんともまぁ面倒くさい。
いっそネットワークでのデータ管理なんてやめちまおうかと思ってた折、
最近はルーターのNAS機能が馬鹿にできないという話を小耳に挟む。
外部HDDが安くなったおかげで自宅にHDDがゴロゴロ転がってたので、これを有効活用しようかと。
物は試し、ということで
ASUS RT-AC68U
を導入。
独特なデザインが目を引く製品です。
NAS設定は裏面のUSB3.0端子にHDDを繋ぎ、ネットワーク経由で設定するだけ。
まぁまぁ使い勝手も悪くなかったんですけど、このルーターに変えてからMacのネットワークエラーが多発。
WiFiに繋がらなくなることもしばしば。
(これが原因とは言い切れませんが)
そして致命的な問題。
外部PCからNASに入れない。
こちらのクラウドサービス。
その名も「AiCloud」(苦笑)
スマホからはアクセス可能なんですが、PCからアクセスできないんです。
(僕が見落としてるだけかもしれませんが、設定を見つけられませんでした)
それじゃ意味が無い!
スタバでドヤ顔しながら自宅HDDにアクセスしたいんじゃぁああ!
そんな失意のなか落ち込む僕に微笑むのは、懐かしい彼の姿でした
つづく
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