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月が近づけば少しはましだろう

自分にとっての音楽の原体験はASKAというミュージシャンであり、
その大きすぎる存在は自分の中で消えることはない。

 

それゆえに、あの一連の出来事は信じたくないものだった。

今でも、裏切られたという気持ちが渦巻く。

 

彼はたくさんの人を裏切り、傷つけ、その暗い沼に堕ちていった。

 

その事実は変わらない。
彼がずっと背負わなければならない罪だ。

 

先日、彼が書いたとされる長文がアップされた(削除済)。
本人のものかどうかは分からないが、書かれた内容は大変具体的なもので、おそらく自身によるものだろう。

 

一通り読んだが、それは僕の気持ちを溶かすものではなく、さらに失望させるものだった。

 

しかし、その言い訳じみた、どこか他人事な文章を今は静かに受け入れようと思う。

 

 

いつか彼が胸を張って音楽表現を始めた時、彼を許せるように。

 

そしてまた、願わくばまた、愛せるように。

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