今週末、F1@2009がメルボルンにていよいよスタートします。
撤退したホンダチームはまるごと「ブラウンGP」と名前を変え、ドライバーもバトン&バリケロという従来ラインナップ。
なんという自作自演w
さて毎年恒例の「レギュレーション変更」ですがw 今年の注目点は、KERSとエアロダイナミクスの規制。
その中でも、開幕直前の今でも揉めまくってるのがリアディフューザー問題。
詳しく書くと面倒なのでw省略しますが、150mmゾーンルールってのがあり、 リアディフューザーのサイズや形状までガチガチに規則で縛られてるんです。
そんな規則の「抜け道」を狙ったのがトヨタ、ウィリアムズ、ブラウンGP。
リアのクラッシャブルセクションを利用し、有効的な形状を作り出しました。
しかし、これに関しては他チームから非難囂々。
問題は決着を見ないまま長引き、本日正式に異議申し立てが行われました。
各チーム、申し立てに備えて別デザインのディフューザーも持ち込んでるらしいんですが、さてさてどうなるか。
ダウンフォース軽減、スリックタイヤ復活、KERS採用…ってことでオーバーテイクが多く見られるシーズンになるかもしれませんね。
とはいえ正直、毎年毎年のレギュレーション変更やチーム間の裁判ってウンザリ・・・><
ちなみに補足しておくと、KERSってのは「運動エネルギー回生システム」。
これまで熱として放出されていた減速時のエネルギーを回収・貯蔵し「1周あたり(6.7秒間)80馬力アップ」というサイバーF的な形で再利用するシステムです。
うん。イミフですよねw
http://www.sidepodcast.com/video/
↑の「2009 Season Preview」ムービー見ればなんとなく分かるかな。
環境問題に過敏になるべき自動車業界が、率先してエコエネルギーを模索している方向性は多いに賛成なんですが、このKERSは多くの問題点を含んでいるため、開幕戦で使用しないチームも多いみたい。
(テストでBMWのスタッフが重大な感電事故を起こしたり・・・)
はてさてどうなることやら。
当分混沌とした状態が続きそうです。
ちなみに開幕戦・オーストラリアGPは初の夕方スタートです。
(フジテレビ中継:28日15:30〜/29日16:00〜)