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これからのエネルギーを考えようか 〜発電編〜

さてさて前回の続き。

「原発なくして今の生活は無理」と書きました。
が、本当にそうなんだろうか。

今回の件で福島原発は廃炉となってしまうわけですが、今後
原子力発電所は建設しづらい状況となるでしょう。

ちなみに東京電力の発電の内訳は
【火力:約60% 原子力:約25% 水力その他:約15%】

割合から見ると、あくまで主力は火力発電なんですよね。
しかし、だからと言って原発分の25%を火力発電所で賄おうとすると
CO2排出量がハネ上がり、世界各国からの反発は免れない。

だが、だからと言って単純に「火力発電=悪」と決めつけていいもんだろうか。

確かにCO2を大量に出す。

だが、ここ数年の自動車産業の燃費向上技術を見ていると、本気出して開発すれば
火力発電の大幅CO2削減も可能なことなんじゃないかと思えてくる。
コンバインドサイクル発電のように、ある意味ハイブリッド技術を活用して
熱効率を向上させている技術は既にあるが、もっと開発の余地はあるはず。

また、蓄電できないなんて言われてるけど
夜間の余剰電力をロスなく貯める技術だって可能性はあるはず。
 
 
風力発電にしてもそう。
エコといえば一番エコであろう風力発電だけど、不安定な発電能力や
極超低周波空気振動による人体への障害、バードストライクなどを例に挙げて
ネガティブな伝え方をされることが多い気がする。

しかしそれらの問題は、設置場所を工夫すれば解決するケースも多い。
また、最近では新しい発想の風力発電も開発されている。
スパイラルマグナス(http://www.mecaro.jp/product.html)

他にもまだまだある。
近年では地熱発電の技術も熟成されてきていると聞くし、波力発電も将来性がある。
火山国である上に海に囲まれている日本にとって、これらの技術は大きなポテンシャルを
秘めているのではないだろうか。
 
 
素人目で見ても、原発以外の発電技術にこれだけの可能性が残っているのに
なぜ「国を滅ぼしかねない危険性」を持った原子力発電がここまで推進されてきたか。

これには色々と利権に絡んだ裏があるようだが、私にとっては噂話くらいの
情報しかないので、敢えて書きません。
 
 
私は反原発論者ではないし、安全性さえ確保できるのであれば原発もアリだと思う。
 
だが、現状は子供にライターを渡したようなもんじゃないか。
いざとなったときの対応がまるでできない。
二重三重…いや、十重くらいのセキュリティをかけてでも「放射能放出」だけは
避けなければならないのに、あっさりと漏れてしまった。

しかも東電の人災で被害が広がった感が大きい。

結局まだ人間が扱えるレベルのものじゃないんだよ、原子力は。

将来「このスイッチを押せば、安全に原子炉が完全停止します」的な
ビックリドッキリメカが登場したら、原発もいいと思うけどね(笑)
 
 
今一度、発電について考えてみる時期なんだと思う。

いや、今考えなくてどうする。

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