富山に来たらブラックラーメン。
誰が言い出したか分かりませんが、今じゃすっかり富山の名物フードです。
しかし、その実態は2分化していると個人的に思っています。
大喜か、それ以外か。
だいぶ乱暴な書き方をしますが、醤油をそのまま飲んでいるかのような感覚を覚える元祖ブラックラーメンの大喜(特に本店)と、ブラックらしさを残しながらも食べやすさを優先した他店。
そんなイメージですかね。
大喜のインパクトは相当なもんで、食べてる最中から「こんな塩っぱいの人が食べていい範疇超えてる!もう来なくていい!」なんて思うほど。
でも時間が経つとまた食べたくなっちゃうから不思議なんです。
一方、食べやすさを優先した他店舗は、富山ブラックらしいエッジの効いた風味はありつつも、身体的罪悪感を覚えるほどの塩味はなく、美味しく仕上がってる印象です。



そんな「食べやすい方の富山ブラック」の「らぁめん次元」。
高岡駅から徒歩数分、シンプルながらも温かみのある佇まいで、地元の人や観光客でいつもにぎわっています。
看板メニューの黒醤油らーめんは、富山ブラックの系譜にありながら、過度な塩辛さは控えめ。醤油の香りとコクが立ち、スープに染みる中太麺のもちもち食感も絶妙です。
チャーシューは香ばしく、メンマはコリコリで、全体のバランスが実によく取れています。そして一緒に頼んだコロッケは外サクッ中ホクホクの優しい味。
ラーメンに乗っけて一緒に食べるのも新感覚!



口直しにもぴったりなとろろ昆布おにぎりは、富山らしさを添える脇役ながら存在感バッチリ!
ラーメンとの相性も抜群で、食後の満足感をぐっと高めてくれます。
ライトに「富山ブラック食べてみたい」って方にはオススメですね。